今月の推薦図書

今月の推薦図書

スティーブ・ジョブズ 神の仕事術
桑原晃弥著 PHP研究所 800円+税

スティーブ・ジョブズ氏は、アップルの創業者で、後にアップルを追われますが、10年後、アップルが不振の折りに復帰し、復帰後はiMac、iPod、iPhone、iPadと世界を変える製品を出しアップル社を見事に再建し、世界に冠する企業にしました。今や携帯関連商品がアップル社の全売上の1/2までになっています。2011年10月5日癌のため56歳で亡くなりました。ジョブズ氏の仕事ぶりは型破りで、優秀な人材を集めることに長けている反面、期待に添えなかった人を切り捨てたりしています。このため、彼の成果は誰もが認めますが、人物としては、評価が二分されています。
この本は、ジョブズ氏が自分に欠けている技術・資金・人脈を1つ2つと集めて、粘り強く自分の夢を叶えていることに着目した筆者が、情熱や粘り強さで夢を実現したジョブズ氏の仕事ぶりを、ごく普通の人間の仕事に使えるスキルに変えようとする試みの本です。

この本は、コンビニで購入しました。サイズはA4に縦が少し足りない位の雑誌サイズです。構成は、最初に巻頭特集として「スティーブ・ジョブズのここがすごい」が写真も入って9ページ。その後は本文で、1テーマ見開き2ページで、右ページが文章、左ページが図解になっています。文章の最後は「これがジョブズ流」としてまとめが120文字で記載されています。通勤での持ち運びには少し大判ですが、1テーマが独立していますので、雑誌の記事を読む感覚で読み進めることができます。ジョブズ氏の本は数多くでており、特に・ウォルター・アイザックソン著の「スティーブ・ジョブズ T、 U」 はベストセラーになっていますが、それまではいかなくてもジョブズ氏を知っておきたい、ジョブズ氏のいいとこどりをしたいと思っておられる方に最適の本です。
それでは、目次を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・目次紹介・・・・・・・・・・・・
「巻頭特集」 スティーブ・ジョブズのここがすごい
PART1 結果を出すための“ジョブズ流神のスピード術”

中身は、『スピードにこだわれ。常識を覆す速さが信じられない結果を出す。』『仕事仲間を好き嫌いで選ぶな。能力主義が成功への近道』『「できません」を認めるな。無理なら他の人に頼め』など13の仕事への取り組みが掲載されています。
PART2 世界を変える製品を創造する“ジョブズ流神のアイデア
           術”

ここでは、『不満やグチを放置するな。アイデアのもとは小さな気づきから』『「捨てる勇気」を持て。ダメならゼロベースで考え直せ』『不足はチャンスだ。足らない時こそ知恵を出せ』など14のアイデアに関する方法が掲載されています。
PART3 でっかい夢を実現するための“ジョブズ流神の人生術”
最後のパートでは、『「これをやりたい!」と思えるものを持て。情熱が人生を決める』『夢を描け。笑われてもいい。でっかい夢を語れ』『「できる」と信じよ。信じればできる道への扉が開く』など13の夢を持ち、夢を実現するための考え方や実行の仕方が掲載されています。
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読んでみて、『単なる模倣はやめよ。知恵をプラスすることでオリジナルになる』や、『現場に足を運べ。発想は現場に行くことで磨かれる』など、共感できる内容で、それなりに実践しているものや、明日から気を付けたいと思うところが多くありました。著者のあとがきに次のような記載があります。
『「世界に少しは貢献できた」「やってよかった。悔いはない」という仕事の根源には、必ず強い愛情や情熱がある。ジョブズ氏は私たちに、製品を通じて、それを語ってくれたのだ。』
我々はとかく日々の生活に流され、そこそこで妥協してしまいがちです。皆さんには世界といかないまでも「日本に少しは貢献できた」という気持ちを持って、仕事に取り組んで欲しいと思います。そのためにも、こうした世界で成果が認められる製品を開発してきた人の取り組みから学ぶことをお勧めします。

 

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